
海外旅行保険って、どんな補償があるの?金額は?



どんな時に役立つのか、よく分からない…。クレカの保険だけでも大丈夫かな?
そんな声にお答えします。
- 海外旅行保険の補償項目まとめ
- どんな時に役立つかをくわしく
- 補償される金額の目安(無料クレカ)
今回は、多くの旅行者が利用するクレジットカード付帯の海外旅行保険を中心に、セゾンゴールドアメックスとエポスカードの補償額も具体的に比較します。
基本的にはクレジットカードの保険でなんとかなるケースが多いですが、合算すればさらに安心。ただし、医療費の高い国へ行くなら有料保険での追加も検討しましょう。



海外旅行保険の補償内容がわかって、最適な保険を選びましょう。
まず押さえたい!海外旅行保険の主要な補償項目
海外旅行保険を選ぶ時は、まず「核となる補償」を知ることが大切です。読者の皆さんの理解が深まるように、主要な補償について詳しく解説します。
傷害治療費用補償:海外でのケガ、病気はこれで安心
海外の医療費は、日本と比べて大変高額です。救急車を呼ぶだけで数万円、入院や手術には数百万円、数千万円かかることも珍しくありません。この補償は、海外での急なケガや病気で医師の治療を受けた際の費用をカバーします。
どんな時に使える?リアルな体験談






- 注意点:
- 持病の悪化や、美容整形など治療目的ではないものは対象外が多い
- 海外の医療費は想像以上に高額。十分な補償額か確認が必要
クレジットカード付帯保険の目安
多くのカードに付帯しますが、補償額は低めです。しかし、複数のカードを合算すれば手厚い補償も可能です。
セゾンゴールドアメックス | エポスカード | 合算補償額 |
---|---|---|
300万円 | 200万円 | 500万円 |
(※複数のカードを持つ場合、原則として補償額は合算されますが、補償内容や利用条件は必ず確認しましょう。)
携行品損害補償:スマホやカバンが盗まれた・壊れたら
海外では、残念ながらスリや置き引きのリスクが日本より高まります。この補償は、旅行中に持ち歩いている携行品(スマホ、カメラ、カバン、服など)が、盗難や破損、火災などで損害を受けた時に、その損害額を補償します。
どんな時に使える?リアルな体験談






- 注意点:
- 置き忘れや紛失は、ほとんど補償対象外
- 1品あたりの上限額や総額の上限、自己負担額(免責金額)がある
- 盗難の場合は、現地のポリスレポート(盗難証明書)が必須
クレジットカード付帯保険の目安
セゾンゴールドアメックス | エポスカード | 合算補償額 |
---|---|---|
30万円 | 20万円 | 50万円 |



1品あたり10万円、自己負担額は3000円です。スマホやパソコンが盗まれた場合、クレカ保険だけで全て補うのは難しい場合も。
救援者費用補償:もしもの時に家族が駆けつける費用
旅行中に万が一、重い病気やケガで入院することになったり、最悪の事態(死亡)になったりした場合、ご家族が現地へ駆けつけるための費用を補償する項目です。渡航費、滞在費、交通費などを含みます。緊急時の移送費(日本への搬送など)や遺体搬送費用も含まれます。
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- 注意点:
- 高額な補償額を設定しておくことを強くおすすめ
- 補償が適用される条件(〇日以上の入院など)を確認
クレジットカード付帯保険の目安
付帯するケースは多いですが、補償額は低めです。しかし、合算することで心強い補償額になるでしょう。ご自身やご家族の安心のためにも、補償額の確認は入念に行いましょう。
セゾンゴールドアメックス | エポスカード | 合算補償額 |
---|---|---|
200万円 | 100万円 | 300万円 |
個人賠償責任補償:他人に損害を与えてしまったら
海外旅行中に、うっかり他人にケガをさせてしまったり、他人の物を壊してしまったりして、法律上の損害賠償責任を負った時に、その費用を補償します。
どんな時に使える?リアルな体験談






- 注意点:
- 賠償額が高額になる可能性もあるため、十分な補償額の確保が重要
- レンタルバイクでの事故、ホテルの備品破損なども対象
- 故意による損害は対象外
クレジットカード付帯保険の目安
セゾンゴールドアメックス | エポスカード | 合算補償額 |
---|---|---|
3,000万円 | 3,000万円 | 6,000万円 |
航空機遅延・欠航費用補償:フライトトラブルで発生した費用(修正版)
航空機の遅延や欠航、搭乗不能によって、予定外の費用(宿泊費、食事代など)が発生した場合に、その費用を補償します。
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- 注意点:
- 何時間以上の遅延で適用されるか、補償される上限額など、細かな条件がある
- 航空会社が提供する代替便やホテルがある場合は、そちらが優先されることが多い
クレジットカード付帯保険の目安
付帯するカードは多いですが、利用付帯(航空券の購入などをそのカードで行った場合のみ対象)であるケースが多く、補償額も低めです。
セゾンゴールドアメックス | エポスカード | 合算補償額 | |
---|---|---|---|
乗継遅延費用 | 3万円 | – | 3万円 |
寄託手荷物紛失費用 | 10万円 | – | 10万円 |
(※航空機遅延関連の補償は、カードによって「乗継遅延」「出発遅延」「寄託手荷物遅延」「寄託手荷物紛失」など細かく分かれます。合算可能か、どの項目が対象になるか、事前に確認が必要な旨を記載します。)
知っておくと安心!その他の重要な補償項目
ここからは、上記5つの主要項目に加えて、旅行者のニーズや状況に応じて役立つ、さらに詳しい補償項目を紹介します。
傷害死亡・後遺障害補償:万が一の事故に備える
旅行中に事故によるケガが原因で死亡した場合や、重い後遺障害が残った場合に支払われる保険金です。ケガの治療費とは別の、ご本人やご家族に支払われる一時金です。
どんな時に使える?リアルな体験談






- 注意点:
- ケガの治療費とは別の、一時金としての補償
- クレジットカード付帯保険の最高額として大きく表示される項目ですが、これは治療費の補償額とは異なる点に注意が必要
クレジットカード付帯保険の目安
セゾンゴールドアメックス | エポスカード | 合算補償額 |
---|---|---|
5,000万円 | 3,000万円 | 5,000万円 |
(※最も高い方のカードが適用されます)
疾病死亡補償:病気による死亡もカバー
旅行中に病気が原因で死亡した場合に支払われる保険金です。傷害死亡とは異なり、病気による死亡をカバーします。
どんな時に使える?リアルな体験談






- 注意点:
- 傷害死亡とは異なり、病気による死亡をカバー
- クレジットカード付帯保険では付帯しないカードが多いため、重視するなら有料保険の検討が必要
クレジットカード付帯保険の目安
セゾンゴールドアメックス | エポスカード | 合算補償額 |
---|---|---|
300万円 | 270万円 | 570万円 |
緊急歯科治療費用補償:突然の歯の痛みに
旅行中に急な歯の痛み(虫歯の悪化、詰め物が取れたなど)で、緊急的な治療が必要になった場合に支払われる費用です。あくまで緊急性のある歯科治療に限定され、予防や審美目的の治療は対象外です。海外での歯科治療費は高額な傾向があります。
どんな時に使える?リアルな体験談






- 注意点:
- 緊急性のある歯科治療に限定される(予防や審美目的は対象外)
- 海外での歯科治療費は高額になりがち
クレジットカード付帯保険の目安
付帯するカードはほとんどなく、有料の海外旅行保険を申し込む必要があります。
セゾンゴールドアメックス | エポスカード | 合算補償額 |
---|---|---|
対象外 | 対象外 | – |
航空機寄託手荷物遅延・紛失費用補償:荷物トラブルへの備え
航空会社に預けた荷物(スーツケースなど)が、目的地に予定より大幅に遅れて到着した場合に、現地で一時的に購入した衣類や洗面具などの最低限の生活用品購入費を補償します。また、預けた荷物が最終的に見つからず紛失と確定した場合に、その荷物や中身の買い替え費用を補償します。
どんな時に使える?リアルな体験談






注意点
- 補償が適用される遅延時間や、補償上限額、必要な書類(航空会社発行の遅延・紛失証明書など)が細かく定められている
- クレジットカード付帯保険は利用付帯であるケースや、補償額が低い場合がある
クレジットカード付帯保険の目安
セゾンゴールドアメックス | エポスカード | 合算補償額 |
---|---|---|
10万円 | – | 10万円 |
※遅延と紛失で項目が分かれるため、合算可能か、どの項目が対象になるか、事前に確認が必要です。
あなたに合った保険を見つけるためのポイント
海外旅行保険は「入っていれば安心」ではありません。ご自身の旅行スタイルや内容に合わせて、本当に必要な補償を選ぶことが大切です。
旅行期間や渡航先を確認する
長期滞在や医療費の高い国(アメリカなど)へ行く時は、治療費用補償を特に手厚くするなど、旅行の形態に合わせて考えましょう。
クレジットカード付帯保険の落とし穴と注意点
「自動付帯」か「利用付帯」かを必ず確認しましょう。(利用付帯は航空券やツアー代金をそのカードで決済した場合のみ有効です。)
補償額が低めであること、特定の補償(個人賠償責任、疾病死亡、緊急歯科など)が付帯していないことが多い点に注意が必要です。
複数のカードを持っている場合でも、基本的には最も補償額が高いカードの保険しか適用されないことが多いです。
有料保険(バラ掛け保険)のメリット
クレジットカード付帯保険では足りない補償額を上乗せしたり、付帯していない補償を追加したりできます。ご自身のニーズに合わせて補償内容をカスタマイズできる自由度が高いです。
補償額の決め方と特約の活用
渡航先のリスクや、ご自身の持ち物、アクティビティの内容などを考え、適切な補償額を設定しましょう。スキーやダイビングなど、危険なスポーツをする場合は、専用の特約が必要な場合があります。
まとめ:万全の準備で安心の海外旅行を!
海外旅行保険は、ただの「お守り」ではありません。万が一のトラブルに巻き込まれた際、金銭的・精神的な負担を減らし、あなたとあなたの大切な人を守るための、いわば「安心のパスポート」です。
**クレジットカード付帯保険だけでも、工夫次第でかなりの安心感を得られます。**特に、複数のカードを賢く合算すれば、主要な補償は十分なレベルに達することも多いでしょう。医療費が高額になりやすい国へ行く場合など、状況に応じて有料保険での上乗せを検討すれば、さらに万全の備えができますよ。
この記事でご紹介した補償内容を参考に、ご自身の旅行計画にぴったりの海外旅行保険を選んで、最高の旅を楽しんでくださいね!
出典および参考URLまとめ
- [外務省海外安全ホームページ「海外安全対策基礎データ」:[URL]]
- [〇〇保険会社(例:東京海上日動)「海外旅行保険の補償内容について」:[URL]]
- [エポスカード公式サイト「海外旅行傷害保険」:[URL]]
- [セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カード公式サイト「海外旅行傷害保険」:[URL]]
- [(その他、GEMが情報収集時に実際に参考にした信頼できるサイト名)]:[URL]
★記事の最終更新日: 2025年06月01日 ソース