
海外旅行では、空港、カフェ、ホテルなどで無料Wi-Fiを使える機会が多くあります。便利な反面、「Wi-Fiが遅い」「LINEやGoogleが使えない」「SNSのアカウントが乗っ取られた」など、通信に関するトラブルが実際に起きています。
こうしたトラブルを避け、安全にインターネットを使うために注目されているのが「VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)」という仕組みです。本記事では、旅行者がVPNを使うべき理由、解決できること、そしておすすめのVPNサービスについて解説します。
無料Wi-FiにVPNなしで接続する危険性
日本ではあまり意識されていませんが、誰でも使える無料Wi-Fiは非常に危険です。以下のようなリスクがあります:
- 通信が暗号化されておらず、IDやパスワードが盗まれる可能性
- 同じWi-Fiに接続した第三者により、**通信内容を傍受される(盗聴)**ことがある
- クレジットカード情報、SNSログイン情報などが不正利用されるリスク
これは特別なケースではなく、誰にでも起こりうる日常的なリスクです。実際に、LINEの乗っ取りやInstagramの不正アクセス被害は、旅行中の無料Wi-Fi経由で発生したケースが多数報告されています。
VPNなしで公共Wi-Fiに接続するのは、財布を机の上に置いたまま離席するようなものです。
なぜ動画やSNSが見られないのか?
国や地域によっては、政府や通信事業者がアクセスできるサービスを制限しています。
- 中国やUAEでは、Google・Instagram・YouTubeなどがブロック対象
- 一部のホテルWi-Fiでは動画サービスへのアクセスが制限されていることも
- 地域によってはNetflixやAmazon Primeで見られる作品が異なる(ジオブロック)
こうした制限に直面しても、VPNを使えばアクセス可能になります。
VPNとは?何ができるのか?
VPN(Virtual Private Network)は、通信を暗号化し、仮想的に別の国からアクセスしているように見せる仕組みです。VPNを使うことで:
- 安全な通信(暗号化)で盗み見を防止
- 日本と同じようにGoogleやLINEが使える
- 視聴制限のあるサービスにアクセス可能
- 地域別価格の航空券やホテルを安く予約できる
特別な機器や知識は不要で、アプリを入れてボタンを押すだけで利用可能です。
VPNが役立つ場面(実例)
- 中国旅行中、ホテルのWi-FiでLINEが使えなかった → VPNを使って解決
- 公共Wi-FiでInstagramにログイン → 数日後にアカウントが乗っ取られた(VPN未使用)
- タイでフリーWi-Fiから銀行アプリにアクセス → 通信保護のためVPNを使用
- アメリカ滞在中、日本のNetflixでジブリ作品を視聴(VPN経由)
- ベトナムでのホテル予約、VPNで日本経由にしたら価格が2割安かった
無料VPNの注意点
「無料VPN」も存在しますが、多くは以下のようなリスクがあります:
- 通信速度が遅い/接続が不安定
- ログ(通信履歴)を第三者に売っている場合がある
- 十分なセキュリティがない、広告が多い
信頼性と安全性を考えると、実績のある有料VPNサービスを選ぶことが重要です。
おすすめのVPNサービス
NordVPN(ノードVPN)
- 世界でユーザー数が多く、通信速度が安定
- スマホ・PC・タブレットすべてに対応
- 30日間返金保証あり
- 日本語対応アプリで簡単設定
Surfshark(サーフシャーク)
- 価格が安く、無制限の端末接続が可能
- コスパ重視の方におすすめ
ExpressVPN(エクスプレスVPN)
- 動画視聴に最適な高速通信
- 高い信頼性と世界規模のサーバー展開
まとめ
海外旅行中のインターネット利用には、通信の自由と安全性の両立が欠かせません。VPNを使えば、無料Wi-Fiのリスクを回避しつつ、LINE・Google・動画視聴・予約まで快適に行うことができます。
セキュリティのために入れておく、という意味でも、いまやVPNは旅の必需品のひとつです。
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